HOME > お知らせ > 4ページ目

お知らせ 4ページ目

ブログ fade-out 第7回「祝祭は地上で」

第2会場、第3会場と、たくさんのブースを見て回った。チャールス・カラディモスのブースは超シンプルで、
展示されている万華鏡は1点のみ、ぽつんとあるだけ。その卓上型万華鏡を覗いてみると、1つあればハッピーという、
クリアなミラーに映る色素の采配は、楽しく、うれしく、これぞ、この世の祝祭だった。
中国人作家チェンのブースでは指輪やペンダントにした万華鏡が宝石箱でキラキラしていた。
ボブ・リオのブースではボブ・リオ本人が万華鏡を上まわって人を惹きつける華を発揮していた。
日本人作家もブースを出していて佐藤元洋は作品に「風の住む丘」と名付けて、ハッピーなだけではない情味を出そうといていた。
ホールの基調演説があり、わたしはメアリー・ギブソンの「中古市場の未来」に顔を出した。
「セルの進化」と題した意見交換のルームもあったが、どちらのルームにも日本人の列石はかった。日本人は、購買力が旺盛だった。
新作発表の場面では依田夫妻の作品が群を抜いていた。アメリカ人作家の作品とは情調の面で異なっていた。
出品作の、滝を思わせる仕掛けは、水を持つ惑星につながり、その幻想力が同じ星に住むアメリカ人に理解された。大賞をとった。
来場者参加のゲームがあり、荒金純子が日本を代表して壇上で活躍した。
万華鏡制作クラスがあり、ディスカッションフォーラムがあり、食事会があり、夜通しのダンスの会があった。レセプションパーティーは正式で、
アーチストたちの友愛の表現が垢抜けていた。コンベンションの最終日は、日本勢のパワーが爆発した。孫を抱っこして登壇した今田氏は日本語で言った。
「たった今、京都で、万華鏡美術館がオープンしました!」訳されたとたん、大歓声が上がった。盛大な拍手が続いた。
日本人の余情という美学が前面に躍り出た瞬間だった。
 アメリカでのコンベンションは、人種を超え地上を超えて、友情と親和力にあふれていた。その積極的な明るさに、万華鏡への愛が見えた。
 感動的な別れのあと、わたし達昔館はシアトルのシークレット・ガーデンに招かれていた。ここでも30人ほどの日本人が招かれていた。
 ジュディス宅と同じように手料理が用意されていた、私はおいしいパテを何度も口に運んだ。サリー夫人、デュレット氏、母上、お子さん、
同家の友人といった家庭的な歓待は、日本人をのびのびさせた。テーブルやソファや肘掛椅子でゆったり飲み食いしていた。
デュレット氏はその日本人一行を工房に案内した。別棟の工房は東京大田区にある町工場の規模があり、そこを導きながら「ムカシカンからの注文を受けてね」と、
ピカピカに目立っている機器に案内した。氏はその新品を撫でながら言った。「ソニーのためだけに購入したマシンです!」Sonyは万華鏡頒布会を始めていた。
そしてSonyは、アメリカで超一流の企業だった。
 暮れてきて、日本人はこぞってバスに乗りこんだ。
 浴衣と帯のサリー夫人が道路端で立ちつくし、いつまでも手を振ってバスを見送っていた。浴衣の裾が、スカートさながらに、大陸を渡る風に吹きまくられていた。
2017年の世界万華鏡大会は日本の番になる。

                                                     書き手 荒木和子

覗いてごらん、ワンダーランド(Let's peep into the wondarland!)よしこ&たけお 松本

mv-019r赤川政由少女像通販トップ画像1.jpg
子供達が万華鏡を覗いてしがみつく姿、ママにも見せないで独り占めしたい姿に出会うと、
万華鏡を作る私たちにとってこんなに嬉しいことはありませんね。
 
今回の作品は、とても可愛く、華やかで、幸せいっぱいのロマンチックな世界を表現したいと考えました。
そのテーマは、「覗いてごらん、ワンダーランド!」です。
 
森の中で、リス、鳥が遊び、明るいメロディが漂っています。
森の妖精が花の形をした笛を吹いているのです。
その幸せな森の中に、キノコの万華鏡の親子がくつろいでいます。
 
さあ、覗いてごらん、ワンダーランド!
 
大きい万華鏡の名前はマッシュルーム、小さいものがマッシュルーム・ベビーです。
何よりも可愛いスタイルにしようと考え、オブジェクトケースをデザインの主役にして、
覗いてみたいと思えるように工夫しました。
 
オブジェクトケースは、マッシュルームがオイルセル、ベビーがドライセルです。
ボディ、オブジェクトケースの制作工法は、フュージングとサギングでガラスを筒状に落として作っています。
 
この銅板を叩いて協力してもらったのが、友人で銅板造形作家の赤川政由(あかがわまさよし)さんです。
3人で何度も話し合いながら、完成しました。
赤川さんの作品は、街頭にたたずむほのぼのとした雰囲気のある銅板人形が多く、
さまざまな街角で親しまれています。

                                    よしこ&たけお 松本

ブログ fade-out 第6回「コージー・ベーカーに捧げる歌」

 翌日ポートランドではデビッド・コリアー、テリー夫妻宅へ立ち寄り木製の万華鏡を買い求め、そこからザ・リゾートに到着。
宿泊地にもなるその大会会場は開幕を待たずにすぐに宴は始まっていた。昔館の宿泊は何棟ものバンガローの一部だったが、
そこでは開け放たれたルームのあちこちで招び合うパーティが開かれていたのだ。
キャロリン・ベネットさんに呼び止められて荒金さんを先頭に、賑やかな部屋に入った。キャスリン女史がいた。
メアリー・ギブソン女史がいた。笑顔のはじける挨拶を交わして、わたしたちは仲間に入った。
言葉の不自由なわたしは、アメリカの夜の、気軽なパーティを、眺めた。
 大会第1日目は、ゴルフ大会だった。わたしは暇な日になった。荒金さんと香川君がSONY関連の万華鏡作家との談合に出かけた後は、独り。
気ままに、北米大陸のリゾート地を散策した。野鳥の囀りが、直近だった。
 大会第2日目。開会式の行われるモリスルームには大熊氏、山見氏、今田氏、依田氏が来場されていて挨拶を交わしあった。
 高らかに鳴るファンファーレ!
 バグパイプ隊が入場してきた。なるほど、大会の演出主調は、ブリュースター博士をしのんでかスコットランドなのだ。
わたしは上陸初日の昨日、ジュディス・ポールからタータンチェックのシャツを手渡されていた。それを着込んで参列しているわたしの前を、
スカートをはいたバグパイプ隊が行進する。先頭の奏者はハワード・スミス氏でそのバグパイプは万華鏡に仕立てられていた。
続いて、タータンチェックを着用した会員各氏が列をなして行進する。大会運営の任はジュディス・ポールということだった。
その指揮振りは徹底していて、わたしが列からせり出たとたん下がってという指示が飛んだ。
 開会の辞を述べるために壇上に上がったのは、キャロリン・ベネット、シェリー・モーザ、チャールス・カラディモスだ。
三氏にかぎらず、アメリカ人はみなスピーチが上手だ。話の内容は分からなかったが豊かなジェスチャーが伴っているから判るような気がする。
 日本人が多数出席していた。大会を取材する撮影隊も来ていた。
そのカメラを肩にした取材陣の動きや会場に据えられた三脚を見ながら壇上からコメントがあった。
撮影は日本で公開され、日本人は万華鏡を広めてくれていると。会場は第三会場まであり、作家がそれぞれブースを起ちあげていた。
 開会式の後半で、特別な放送があった。コージー・ベーカー女史の出席が中止になった。
ザ・ブリュースター・ソサエティの彼女の病が、軽からんことを・・・。仙台桴館の千葉さんが訳してくれて、私はアナウンスと空気を理解した。このたびの渡米の目的の1つが、コージー・ベーカー女史に会うことだった。わたしの娘の荒木路が万華鏡専門店を日本で起ち上げる決意に導いてくれた、コージー・ベーカーは母親のわたしにとっては恩人だった。カレイドスコープルネッサンスの源流に敬意をと、麻布十番カレイドスコープ昔館へ来店してくださった礼も表したく、土産を持ってきていた。
 突然、壇上に、ギターを掻き鳴らした青年が躍り出た。万華鏡作家の1人で、「コージー・ベーカーに捧げる!」と宣言した。「万華鏡の歌」と題を言って、歌いだした。揺れと震えのある声は、憂いを表出していて、モリスホールは一瞬、祈りの色に染まった。

東京メトロ「Find my Tokyo.」本日からCM「麻布十番 手づくりに惚れる」篇放映


石原さとみさん出演・東京メトロ「Find my Tokyo.」第二弾CM「麻布十番 手づくりに惚れる」篇にカレイドスコープ昔館登場!

d20053-11-364662-0.jpg東京の魅力をお伝えする 東京メトロ「Find my Tokyo.」キャンペーン第二弾CMを、2016年7月1日(金)より公開します。
http://findmy.tokyo/challenge/30
東京メトロ「Find my Tokyo.」ウェブサイト上でも紹介されています。

 

週刊電子マガジン「週刊東京ウォーカー+」7月6日号さんの取材を受けました。

週刊TOKYO WALKER PLUS.jpg

「マツコ&有吉の怒り新党」再放送のお知らせ

MV.jpg
昨年、放送された「マツコ&有吉の怒り新党」再放送が決定しました。
新3大「日本が誇る万華鏡作家」山見浩司、細野朝士、中里保子

・HAB北陸朝日放送(放送対象地域:石川県)にて2016/6/18(土)12:00-13:00再放送予定
・UX新潟テレビ21(放送対象地域:新潟県)にて2016/6/19(日)15:25-16:25再放送予定
・HTB北海道テレビ放送(放送対象地域:北海道)にて2016/6/26(日)15:20-16:20再放送予定
 
 

ブログ fade-out 「ブリュースター博士をエジンバラに訪ねて」

3b.jpg エジンバラ駅の改札口を出たとき、バグパイプの演奏が聞こえた。行進にふさわしいその4拍子は、ようこそ、スコットランドへといっていた。
4日前(27.3.16)スコットランドから帰ってきた。
ロンドンで職に就いている荒木路の娘私には孫にあたる荒木貴紀と、エジンバラに行ってきた。
ブリュースター博士の面影を探しに。
 今年2016年は、ブリュースター博士が万華鏡を発明して200年目にあたる。きっとエジンバラでは博士を記念したり顕彰する行事があるだろう。まずはホテルフロントに訊いてみた。「デヴィッド・ブリュースター? ノウ」
 街に出てカフェや物販店に訊いてみた。
ノウ。ノウ。
エジンバラ大学のキャンパスにいた学生3人にも訊いてみた。
ノウノウノウ。
 当のエジンバラ大学ビジターセンターの職員はさすが知っていた。孫は重ねて博士の発明になる万華鏡のことも尋ねた。職員はそれは知らないと答えた。孫が2014年にここを訪れたとき博士像周囲は工事中で石像には近づけなかった。
工事は終わっていると告げられた。

1a.jpg  エジンバラ市民は、訊いた範囲ではだれも万華鏡のことは勿論、Sir David Brewster の名も知らなかった。
 アメリカ人と日本人は知っている。亡きコージー・ベーカー女史がカレイドスコープルネッサンスを興さなければ、私たちもエジンバラ市民と同じだったし、万華鏡は祭りの夜店で売っている紙製の玩具しか知らなかったのだ。
 エジンバラの空は夕焼けを残して暮れ落ちていたから、翌日、いくつもあるエジンバラ大学のキャンパスの1つ、街はずれの物理学キャンパスにバスに乗って向かった。孫はうろ憶えの小道をいくつか辿って、Sir David Brewster 像に近づいた。
6a.jpg  ここに載せた写真を見るように、博士の肖像は大きかった。
できたてのように白く輝いていた。
博士の指が欠けたままなのは、石像が新品ではないということなのだ。
2a.jpg 小道の入り口と学棟の壁に、真新しい「DAVID BREWSTER  ROAD」と大文字の表示板が備えつけられていた。ということは立派な顕彰されていることになる。
物理学分野の業績で。万華鏡は、多分、余話。

a1a.jpg その帰り途中だった。孫がどうしても行きたかったという紅茶の店に寄った。入った時。私はアッと感じた。
万華鏡専門店を荒木路が始めるまでは、麻布十番の店はカフェ昔館だった。
 孫が連れていったエジンバラの紅茶専門店「Amteaques」は、ただしく、カフェ昔館の趣きを宿していたのだ。アンティークの家具調度が所狭しと配置され、その隙間で客は茶を飲む。望まれればレースのクロースやティカップなど調度品を売りもする。 スージークーパーの陶器や旧いアクセサリーが売れていたカフェ昔館とまったく同じだ。1920年代の照明具で浮かび出る年季の入った店内に、懐かしい、という1本の筋雲がたなびいている。
 ブリュースター博士が学び教え研究した万華鏡の故郷エジンバラ市に、カフェ昔館の立ち昇らせていた筋雲を見て、私はニンマリした。
カフェ昔館の時代孫はまだ生まれていなかった。だのに店内に漂う筋雲にこもった、温もりと小粋という魂は、伝わっている。
a2a.jpg カレイドスコープ昔館を訪ねてくれた女性客がおっしゃった。
「以前、カフェじゃなかったですか?」
「ええ、やっておりました」
「おなじ経営者なんですね。やっぱり!
 あの店の雰囲気と、ここ、似ているんです」
書き手 荒木和子

「リサイクル通信」6月10日号の取材を受けました。


東京メトロ「TOKYO METORO NEWS 2016年7月号」さんの取材を受けました。

index_img_01.jpg
最新グルメから古き良き文化まで
新・旧 麻布十番勝負

http://www.tokyometro.jp/enjoy/freepaper/news_info/2016/index.html
 

<<前のページへ12345

アーカイブ