
HOME > 万華鏡作家紹介 > チャールス・カラディモス(Charles Karadimos)
万華鏡作家紹介
< ランディ&シェリー・ナップ(Randy and Shelley Knapp) | 一覧へ戻る | 山見浩司(Koji Yamami) >
チャールス・カラディモス(Charles Karadimos)
チャ-ルス・カラディモスは、1979年から、ガラス工芸の仕事を万華鏡制作のみにしぼっており、
万華鏡アートの分野での重要な発展を担うパイオニアとして活動。 米国万華鏡協会での、独創的創作賞を含め多くの賞を受け「巨匠」の域に達している。 幅広い活動の一環としては、ニューヨーク州北部のキャッツキルにあるサイロを巨大万華鏡にしたことでも有名。 又、有名ジュエリーの老舗ブランド、ハリー・ウィンストンとのコラボレーションもある。 表面上の目新しさを狙うのではなく、常に万華鏡の基本である完璧なシンメトリーをめざし、 焦点設定やミラーの組合せに大変なこだわりを見せている。 チャールスは、オブジェクトチェンバーに入れるガラスの一片一片を選び抜いている。 ひとつずつカットし、溶かし、フレームワークを施したりして、形や質感におもしろみのある多様性をもたせるように工夫している。 こうして創られた作品は万華鏡のもっともクラシカルな美しさを追求したものである。 過去には複雑なミラーシステムや、オイルチェンバーも製作していたが、 今では、ドライチェンバーのシンプルな2ミラータイプのみを作る。 細かくて瞬時に変化する内部映像は、繊細と不造作が同居した美しさがあり、確信に満ちた力強さを感じさせる。 本人の人柄そのままに、全く奇をてらわず、万華鏡の最も基本的な美しさを追及する作者自身の、 「Back to the classic」と言う言葉には重みがある。 |
< ランディ&シェリー・ナップ(Randy and Shelley Knapp) | 一覧へ戻る | 山見浩司(Koji Yamami) >